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宅間英郎

 今放送中のNHK大河ドラマ「八重の櫻」の視聴率が余り芳しくないようだ。理由は主役たちの話より、その時代背景ばかり映しているのでは、これは私の勝手な解釈。しかし無名に近い人物を盛り立てるには、まず背景を映さないと理解が進みにくい。
 この時代はまさに260年続いた幕藩体制が衰亡し、明治維新が始まろうとする事件中の話である。
 これは単なる事件というより、革命と言ってよい。これにより日本は文明開化に向かった。これがいまに続く経済大国への第一歩と解釈できる。
 隣の中国・韓国はこの時体制堅持で改革に一歩遅れた。
 日本は日清日露で勝利したが、その後太平洋戦争で大挫折した。しかし負けた相手国に反発せずその文明を柔軟に取り入れて再び発展できた。
 いつの時代でも諸事改革に反対はつきものだが、結局は改革を柔軟に取り入れて、やがて未来の繁栄に繋がる様子をこのテレビドラマでも学ぶことができる。