新年度を迎えて

 京都洛中ロータリークラブ会長

  池田 均 

 テーマ 「心のバリアフリーを」
 ~奉仕の理想をもって共生社会を応援~

 

 ロータリーは、すべての人と尊厳と尊重を持って接し、あらゆる人の声に耳が傾けられるようにし、親睦、奉仕、リーダーシップの公平な機会を設けることに力を注いでいます。

2023-24年度国際ロータリー会長 ゴードンR.マッキナリー氏は本年度以降、ロータリーはメンタルヘルスサービスの改善に取り組んでいくと、つまり「ほかの人を助けることで、本質的に自分自身が助けられるのである」と、テーマ「世界に希望を生み出そう」と同時に発表されました。また国際ロータリー第2650地区の運営目標であり国際協議会の提示の一つでもあります「DEIの促進」ですが、ロータリーの会員は、ロータリーがD=ダイバーシティ(多様性)、E=エクイティ(公平性)、I=インクルージョン(包摂性)、このような組織を望み、またそうであるべきであると考えているということであります。

 京都洛中ロータリークラブはこのような方針を基本に職業を通じての社会貢献、奉仕事業の様々なリーダーシップに公平に応え、全力で尽力しています。また、そのようなリーダーシップを持つべき人を輩出しようとしています。相手を気遣い信頼を深め認め合うことで、両者には寛容の心が宿ります。

そのようなことから何にも代えがたい「真の友」が得られると考えています。

さて、本年度第44期の会長テーマは

「心のバリアフリーを」

サブテーマとしまして

~奉仕の理想をもって共生社会を応援~

 障がいを持った人たちも、それぞれが心のバリアを持っています。心のバリアをなくすためには、すべての人が積極的に互いを理解し助け合う姿勢が求められます。

このような人それぞれの違いを自然に受け入れ、支えあい、互いに認め合うことを共生社会といいます。
 2023-24年度の奉仕事業は全員参加型の「モルック大会」~スポーツイベント~を10月に開催予定をしています。モルックは、年齢、性別、運動能力、障がいの有無に関わらず多人数でプレイできて、ルールも分かりやすいので参加しやすくなり、一緒になってスポーツを楽しめます。みんなが参加して楽しく盛り上がり親睦を深めて参ります。

もう一つの事業は「会長サンタ」~クリスマスプレゼントを贈ろう~を12月に開催予定。苦難に立ち向かっている子供たちや、様々な理由でモルック大会に参加できなかった子供たちに、サンタさんからクリスマスプレゼントとして京都洛中ロータリークラブ会員のメッセージを付けて贈りたいと考えています。このような機会に少しでも笑顔になって頂きたいと思っています。